6.過去問が重要である理由

過去問が重要である理由は至極単純です。それは、試験官、言い換えればベテランの弁理士が重要であると考える法律事項は何であるのかを端的に把握できるツールだからです。

過去問を繰り返しといていると、「この問題前にも見たなぁ」とか「問題の形式は違っているけど、同じようなことが聞かれた問題があったなぁ」と感じることがあります。そういった繰り返し出題されている事項は、ベテランの弁理士が重要であると考える事項、言い換えれば、「この事項がわかっていない人間を弁理士にするわけにはいかない」と試験官が考えている重要な法律事項であるといえます。

過去問で聞かれている法律事項を把握し、その法律事項を重点的に勉強することで、効率よく合格に向けた勉強をすることができます。やはり、過去問は、今も変わらず合格のための3種の神器の一つであると考えます。